ノッてきたよ、福岡演劇事情

東京物語
オカマのオリーブ(とまと)が語って聞かせる小津安二郎の名画「東京物語」のストーリーを縦糸に、革命家を自称するブレーキ(大塚ムネト)がオリーブに牢獄からの脱出ばなしを持ちかける愛の逃避行。
日時: 2005年7月6日(水)〜7月10日(日)19:00、7/9 (土) 14:00/19:00、7/10 (日) 14:00 (開場はいずれも30分前)
会場: イムズホール
料金: 全席指定 4,200円/学生 2,100円
問い合わせ: 092-715-0374(ピクニック)

出演は福岡在住の劇団では圧倒的な人気の「ギンギラ太陽'S」の主宰・大塚ムネト、これまた人気ショーパブ「劇団あんみつ姫」の座長とまと、演出は北九州在住で今や全国にも進出している「飛ぶ劇場」の主宰の泊篤志。…オモシロそう〜、社長、行こう、行こうよ!というか、チミ!連れていきたまえアタシを(取材に)

カブってるねえ、時期がまた

クローサー
誰もが見えない糸でつながっている。始まりはささやかな嘘。そして終わりは大きな真実。巡り会った4人の愛。ストリッパーと小説家とフォトグラファーと医者。時間と共に移り行く愛の姿。愛の形。言葉によって傷ついて行為によって癒される4人の関係は、行為によって傷ついて、言葉によって癒されもする。きわどく?赤裸々な台詞は、しかし、時に、甘美な匂いもする。
日時: 2005年7月8日(金)〜10(日)19:00~
会場: ぽんプラザホール
料金: 2,500円 他

映画「クローサー」を観に行こうと思ったのは、映画の脚本も原作者であるパトリック・マーバーが担当しているから。もともとこの作品は当時も話題にあがっていたイギリスの舞台。新進気鋭のマーバーの出世作としても知られている。日本では99年にパルコで上演、今回の公演は福岡の演劇集団アントンクルーによる再演のこの作品。アントンクルーはカンパニー内に海外戯曲の翻訳をする文芸部をもってるという変わり種な小劇場カンパニー。訳本も出しているので載っけておきます。

クローサー

クローサー

バカだねえ、マーバー

クローサー」の原作者パトリック・マーバー、以前はスタンダップコメディアン。コメディ路線の脚本家としても、アクターとしても数々のショーに出ていたんですよ。それももう、ものすごくおバカなやつ。そのあと作家に転身してから成功したから以前の作品を観ると、本当に売れっ子劇作家様ですか、アータってツッコミたくなる感じです(笑)。「クローサー」はともかく、その後の「ハワード・キャッツ」なんてユダヤの悩める男の話を書いたのと同一人物とは思えないです、ハイ。軽くショックをうけます(笑)

そうでした、忘れてはいけない

長新太さん死去
 独特の色づかいでナンセンス漫画や絵本からイラストレーションに至るまで幅広く活動した絵本作家の長新太(ちょう・しんた)氏が二十五日午後三時十七分、中咽頭(いんとう)がんのため東京都内の病院で死去した。七十七歳。東京都出身。

「おしゃべりなたまごやき」とか「キャベツくん」とかのひと。子供ながらに、この人の絵ってうまいのかなあ、なんだかなあ?って思う不思議な画風が、大人になってからも逆に気になっていただけにとっても残念。合掌。

キャベツくん (ぽっぽライブラリ―みるみる絵本)

キャベツくん (ぽっぽライブラリ―みるみる絵本)