トップ・オブ・ザ・ワールド

kakomi2005-08-29

またしても人が「良いよ」というものをずっと逃していたね、コンドルズ。さんざん誘われてやっと観たけどやっぱり「早く観ときゃ良かった」っていう感想。ものに出会うにはタイミングってもんがあるからまあ、仕様がないけど。
会場中央の四角の舞台を客席が囲むというステージの作り方もあって、ダンサーは客の目の前を通って舞台にあがる形になっていた。いわゆる一般的に認知されている「ダンサー向き」とはいえない体格の男達*1が目の前で疾走する様を観て、もの凄いエネルギーが渦巻いてる感が面白いと思った。飛び散る汗と力強いパフォーマンス、そしてダンスの合間に挟み込まれるスケッチに「?」・・・考える余地を与えない程次々にでてくるスケッチの数々。モモヒキにランニング姿でめちゃめちゃマジ顔してたり、さっきまで優雅に踊ってたコが女装して足おっぴろげてたり(笑)。大真面目に馬鹿をやる、真剣に楽しんでる姿が「いいなあ」と思うワケです。

正直、ベタベタな感じのコントには拒否反応してしまったんだけれども。見回す限り、この「ゴッタ煮」をきゃっきゃっ喜んでみている老若男女がいる。それもものすごい数。終演後キャストがロビーに出てきて、物販に立ったり、にっこにこ雑談に応じてくれたりしてる。いいもんみた。

今年の公演のタイトルは「Top of the World」、頂上からは観た事もない景色が見えるんだろう。どんだけの山を登るつもりか!

*1:いや、素敵な肢体の方ももちろんいらっしゃるが(笑)