一瞬の判断

撮るべきだったのか、自転車で移動中だったとはいえ、あれば撮るべきだったのでしょうか。降りて駆け寄ってでも!

目の前に現れた男性三人組、髪の毛が実に不自然に浮いておりました。それはもしや黒い毛のついたベレー帽でしょうか?とツッコム勢いの、街をそぞろ歩くヅラの3人組中年男性、体系も揃いも揃って小太りさん。画的にあまりに面白すぎて何かのキャンペーンかと思うほど。これはもうまるでCMですよ、先生。

彼等が遠くに歩きさって行くのを眺めながら、テンポのいい音楽とキャッチコピーが頭の中を駆け巡り、15秒のCMとして完成されていました、脳内私、いい仕事しますね。

いえね、モノの在庫がなくなれば補充するのと同じように、毛だって少なくなれば補って当然。否定する気などありません。個人の問題なのでとやかく言う必要はないですし。しかし、見知らぬ人に向かってカメラを向けるなど言語道断、「取材だから」という大義名分をふりかざしてよそさまのプライバシーを侵害してはいけません、いけません。

そんな事を考えながらオフィスに戻る、よく晴れた木曜日の午後。字余り。
はいはいはいはい、仕事します。