「エルドラド」東京千秋楽

チケットも持たずに来てしまったコンドルズ東京公演最終日、なにが私をそうさせるのか。見目麗しいお目当ての人がいるわけでもなかろうに(笑)。さて、当日券の列に並んで待っていると隣の女の子が声をかけてきた。彼女はこの公演の為に昨日名古屋から来て、公演終了後はすぐさま新幹線に飛び乗り帰るのだそうだ。華奢で可愛らしい彼女を「ナゴヤちゃん」と勝手に命名
石渕ファンのナゴヤちゃん、対して「えーと、青田さんと顕ちゃんと山本さんと・・・」と節操のない私に「じゃあ、(缶バッジの)シークレットでたら交換しましょうね」と云ってくれる優しいナゴヤちゃん、ナゴヤちゃん優しい。
ひとしきり地べたに座って喋っていると、階段を下りて歩いてくる、すらっとした男の人がひとり。この人も当日券かと思いきや、なんとメンバーの青田さん!スタスタ急いで歩くワケでもなく、ごく自然な感じで劇場の中へ消えてゆきました。他の列の人達は気づく様子もなくおしゃべりに興じている中の出来事、ナゴヤちゃんと私のみが劇場の入口までガン見でお見送り。グッジョブあたしたち、いいもん見た。
ようやく開場。ロビーにはメンバーのご家族と思しき関係者っぽい人々が大勢。さて、会場は満員、補助席、座布団席も上の方までびっしり。東京千秋楽いよいよスタート!(タイトルは勝手に命名、そして順不同。千秋楽ならでは、のとこだけ書き出し)

  • オープニングCM:特に変化なし。影マイクの「咳、のどの痛みに」のくだり、顕ちゃんの声が枯れ気味だけに妙にリアル。
  • Start Me Up >> Time of My Life:近藤さんの手が出てきた瞬間、大喝采。関係者が多い所為か、温度が妙に高い感じがする。テープは一気に外れて撤収もスムーズ。しかし(確信犯)顕作さんの髪型がウサギっぽくはねて・・・。そしてすごく揃ってる群舞(な気がするだけか?)。
  • モモヒキ団(魔王):フープ投げなわ1投目はふぢたさんの左手を直撃。モーレツに痛がるふぢたさん、満足気な石渕さん。近藤 vs 石渕の2投目は、近藤さん自らクロスして投げようぜ!ジェスチャーで提案。しかし成功したのは石渕さんのみ、近藤さんのフープはわずかにそれて後方へ。立ち上がる際、オクダさんが近藤さんに「ブッコロス」のジェスチャー、会場大ウケ。
  • アルカイダの人形劇:相変わらずの大将の壊れぶり。顕ちゃんやはり声枯れ気味。新アルカイダ*1は手際がいいね。ヅメカイダのニコニコぶりがちょっと可笑しい。
  • カウボーイのその後:顕ちゃんの髪元にもどってる。ポラの撮影後、カウボーイ石渕さんに上着を脱げと指示する偉い人近藤さん。帽子、ポラ、上着は取り上げられ、しっぽのみ着けた石渕さん、そしてガンダムのシーンまでおそらく何もないヒロユキさんも残される。が、余計な2人組を投入したおかげで、ダンスは揃わずメチャクチャ。結局、ヒロユキさんは帰されるが「カウボーイの人はまだ暇だから(そこにいろ)」と居残り。偉い人の指示でテンポ速くやったり、全然ついていけないカウボーイの人。偉い人のオーダーは「出世が見込まれる順」。古賀、石渕、勝、顕、光二郎の順に、割とすんなり並ぶ。「声だしてー」と指示が飛び、奇声を発しながら踊る皆さん。途中、顕ちゃんタイミングを間違い、さわやかに「すみませんでしたー」。
  • 宇宙遊泳:過ぎ行くトイペをあまりつかめず、引きちぎるも紙ちっさ。拭いた後、クンクンにおう青田さん。飛んできた緑のフリスビーも匂う(何故)。コーラのボトルがふぢたさんのだけデカイ。会場大爆笑。「チキショー」と連呼するふぢたさん。青田さん早々コーラ完飲(会場拍手)、ふぢたさんは案の定すごいムセて半分以上残す。カップ麺、青田さんのだけ箸が菜箸サイズ。おそらくマジ菜箸、端っこの方を持って余計食べにくそう。アゲを食べたあとは果敢に麺を一本ずつやっつけるも、オクダさんの邪魔もあり(放送禁止行為、2回)顔を真っ赤にしてむせる青田さん・・・そりゃそうだ。
  • 哀・戦士シャアのひとりよがり:一通りの台詞を言った後、アムロ(?)の声真似で「マチルダっ、マチルダっ」を延々と。結構似てる。会場の男子大ウケ。
  • 勝顕劇場:より一層枯れてる顕ちゃんの声、振り絞ってる感が伝わる程。地上最大の敵、りんりんハウス アキちゃんのパンツは「できれば白地に水玉」。最後、アプルの山川氏が登場(両手で頭上に三角を作って「ヤマッ」、腰の辺りから両手を前にだして「カワッ、です」)するや「劇場では三角逃げは禁止」と云われ、ヤス・勝山完全敗北。
  • ミスターYのアメリカンジョーク:蠅のスープとプールの話でうまくまとめるも、またもやジングルがかかって、通常2回のところを結局4回もやるハメに。苦笑いしつつもうまく切り抜ける光二郎氏、会場大喝采
  • さわやかポカリ君とコカコーラ君:顕ちゃんが缶を取り損ねて落とす。一瞬ひやっとするが、さわやか度は変わらず。サスガ。
  • ヅメコプター(Calling You):子供バカウケ。帰って来たヅメコプターを受け止め、よしよしする近藤さん。すぐさま荒々しくエイヤっと投げ、最後は2人で廻って退場。
  • ジャングルは大騒ぎー♪:「淫乱な象の鼻が伸びて〜」のくだり、子供に大ウケ。さぞや親はヒヤヒヤだったことでしょう。
  • コンドル学園のホームルーム:先生がジャケットに「木七」の名札をつけてくるのを忘れる。顕ちゃんあきれ顔。途中から「おい、高橋ぃ(怒)」と呼び捨てにする始末。ネズミの「俺ってかっこいいじゃん?」のくだり、会場からどっと笑いが。橋爪さん客に思わず素で「笑い過ぎだよ」と突っ込む。ふぢたさんのオタクのキモぶりに、会場の女子から悲鳴にも似た反応。留年チーム、メチャクチャ渋い感じでキメてたのに「キザだな」と言われ、青田さん吹き出す・・・。野放し状態の木七先生、下ネタ放出。予定にない台詞(?)を言ったもんだから作家・顕ちゃん激怒、それでも暴走する木七/高橋先生。顕ちゃん客席に「ホント、千秋楽だからってゴメン」。ミュージカルのスタート時、手拍子がおこるが「素人が調子に乗るから(手拍子は)やめてください」と制す。中割幕の後ろにスタンバった演者には「お前ら余計な事やったらブッ飛ばす」と釘をさす。おかげで(?)ぴったり息もあう見事なミュージカルに。
  • 海のシーン:顕ガメ、必要以上に卵を産む。5〜6コ、産み過ぎ。
  • 群舞(パラダイスシティ):会場の熱が最高潮に達し、舞い降りる黄金の吹雪の中で踊るメンバーの表情も素晴らしい。(←まぁ前日もこんなだった。書きたかっただけ。)
  • カーテンコール:会場が一体と化してスタンディングオベーションに。黄金色のフロアにダイブしたりはしゃぐメンバー満面の笑み。近藤さんが脇からスタッフを招き入れ、皆でスタッフにも拍手。メンバーには各自、ひまわりが手渡されてなんとも可愛らしい風景。がんがんに振り回したり(顕ちゃん)、髪に差したり(ふぢたさん)、客席に投げ入れたり。自由な奴ら。光二郎さんのアタマにてんこもりにゴールドの吹雪をのせるふぢたさん、他のメンバーにちょっかいをだして袖に逃げるようにはける青田さん、いたずらっこ。ステージ奥からのスチル撮影後、上手袖にいた青田さんはステージ奥を横切って下手に通過。「僕は写真はどうも苦手で」とでも言うかのよに、いいのいいのと手をあげる。大きく一礼をして手を振ってはけるメンバー。怒濤の東京公演、終了。

終演後:物販コーナーに真っ先に出てきたのはやはり石渕さん。お召しになっているのはぴたっとした花柄のパンツ。東京千秋楽の物販時の為に買ったらしいが、柄on柄with柄、何故ゆえ(笑)。物販チームのオクダさん、ふぢたさんの他のメンバーで出て来てたのは橋爪さん、勝さん、顕ちゃんくらい。いつものようにお話&撮影会になってた。最終日という事もあり、早めに閉めるらしくお客さんの追い出しにかかる。なかなか帰らない手強い客、最終手段で顕ちゃんが持ち出したのは拡声器。「お帰りのエスカレーター(ホントは階段)はそちらになっております。1回乗ったらお戻りになれません」と丁寧なお見送り。蛍の光♪付き(歌唱 by 顕ちゃん)。アプルの山川氏も「僕たちは早く掃除がしたいんです。お酒だって飲みたいし。」・・・本音だ(笑)

*1:古賀&橋爪組。福岡公演のみ、ふぢた&青田組だった