やー、やー、本当にきちゃったシアタートラム。THE BEE ロンドンバージョンを当日券で観るべく並んでおります。整理券番号1番。気合い入りすぎですよ、アタシ!

観てきた。

前回の日本バージョンの時とほぼ同じ席。上手端の最前列。強えぇ、整理番号1番!(笑)さんざん迷ってパンフを買う。

日本バージョンで野田氏が演じたサラリーマン井戸役を、英国女優のキャサリン・ハンターが演じる。野田氏は前回秋山奈津子さんが演じたオゴロの妻。あとのキャスト二人も英国の俳優。セリフはもちろん英語。舞台としてのオリジナルはこっち(ロンドンバージョン)だから、演出違いなのは日本バージョンという事なのでしょうけど。前回のインパクトが上書きされないといいなぁと思いながら席に着く。しかし、野田氏って女性役はよく演るのかな、前回観た「走れメルス」ではけたたましいオバさん(達)でしたもんね。何でクロスジェンダーなんだろとか思いつつ。幕が開いて合点が行く。
・・・キャサリン、男みてえだ!まぁ、声色も体型も巧みに「男」に変えてるんでしょうね。ストーリーはわかってたし、字幕を読んでる間にいろいろ見逃すのが嫌だったので字幕は無視する方向で。前回「紙と映り込む影」だったセットが「ガラスと照明とゴム」だったとか、細かい違いはあれど、フィジカルなとことか全体的な印象は変わらないかなと思う。
原作は筒井康隆の「毟りあい」。筒井の洗礼を受けたのは確か学生時代に読んだ「バブリング創世記」だったか。強烈。内容はある程度分かってたから展開にショックは受けなかったけど(笑)。変な言い方ですけど「舞台上だからアリな狂気」を楽しむ、に徹せてよかったと思います。オモシロかった。