シマネ〜シマネ〜っ

kakomi2006-07-23

玉造温泉泊・足立美術館と日本庭園を満喫しよう! 1泊2日ステップワゴーンで強行軍ツアー』に参加する事になった。首謀者は友達ハマユとその友ジジ。連行されたのはアタクシ(飲み会部長)とジジのダンナ(運転手)。福岡〜島根間およそ500キロ、何故ゆえ「車で」行こうとしているのか。これはあれか?苦行というやつか?・・・計画した首謀者の意図もわからぬまま、ステップワゴーンに乗ってひたすら高速道路を東へ。速攻寝る私、早速運転手には裏切り者呼ばわれ(気にしない)。

福岡を朝7時にでてから約5時間、島根県に入り左側に見える宍道(しんじ)湖。見渡す限りの水面に「こ?」と反復してしまう程のでかさ。どこが湖(こ)かと!東西約17km、南北約6km、周囲長47km。で、デカイ!(ちなみに、福岡市民の憩いの大濠公園、池の周囲約2キロ。比べるな!)

午後1時半、大根島にある由志園にやっと到着。ここでお昼ご飯。苔むした日本庭園を観ながら食べる名物「鯛しぐれ」・・・渋い選択。

それから、境港にある水木しげるロードへ。ノスタルジックな商店街の両側に妖怪のブロンズがずらり。所々に妖怪のスタンプが置いてあってスタンプラリーができるようになってる。子供らに混じって、嬉々としてスタンプを押して廻る友人ジジ、コロボックル風な女の子。お前なんじゃねえの?妖怪って(笑)

気になったのがコレ。応募は閉め切っていたんだけど、「お前んち、なんとかポストあるだろ?」と問い詰めたくなるよな人、そこらじゅうにいますもんねえ(いるか〜?)。

店頭に水木先生直筆の一反もめんが壁に描かれたグッズショップやら、鬼太郎ビール売ってる酒屋さん、郵便局、鬼太郎神社、エトセトラ。商店街全体がまるごとゲゲゲな感じ。でもいちばんソレっぽかったのは、木造のいい感じに古く雑然とした店。店先のベンチでばあちゃん2人が夕涼みしている図。ヘタなつくりこみよりよっぽどリアル(笑)いや、いい意味で。

いい加減遊び疲れたので宿へむかう。玉造温泉は昔ながらの温泉街、川沿いにランタンが灯してあり、いい雰囲気。当の4名様は大人の修学旅行よろしく枕投げ、温泉で泳ぐ、スリッパピンポン、と考えうる限りの愚行を繰り広げる。が、引率の先生に怒られないとやる気が失せるらしく大人しく夕食。お部屋で食べるカニ料理に舌鼓。温泉宿の紋のついた浴衣のまま、外出して川沿いを歩く。旅館がぼんぼりと下駄を貸してくれていい雰囲気。部屋に戻るも「怖い話大会」をする間もなく寝る。

翌日7時起床。バイキングで朝食をとった後、今回の旅の目的であるところの足立美術館へ。米国の庭園専門誌による日本庭園ナンバーワンに4年連続で選ばれているのにふさわしく、よく手入れの行き届いている美しい庭園。が、が、が、それもだけど横山大観の作品がずらりとあって圧巻。別館の河井寛次郎北大路魯山人の作品の展示にも鼻血がでそう。魯山人カッコイー。結局ぐるぐると結局3時間くらいみてまわる。

さあさあ、運転手が疲れて来たところで代わってあげる様子のないアタシ達。ここへ行け、あっちへゴー!明日は関東へ出張だというのにひどい仕打ち。さて、最後のスポット出雲大社へ。カッコイー!木さえカッコイー!とカッコイー!を連発するアタシ達に失笑ぎみの運転手。だって、こんなに古いもの、大きいもの、はアタシの生まれ育った環境にはないんだもの。
引いたおみくじに「他人の短所を指摘するな、己の長所におごるんじゃねえ」てな事が書いてあった。はいはいはいはい(耳が痛い)。

いろんな寄り道をした結果、家路についたのは夜11時過ぎ、結局「足立美術館出雲大社水木しげる」というなに括りの旅だったのかがよく分かりませんでしたが。久しぶりの修学旅行は楽しかった。やっぱり旅は気の合うひと達と行くのが楽しいねえ。ありがとう、ジジのダンナ!