女性自身

まあ、連日のことですみませんねえ。コン…のお話ですよまた。「女性自身」に辻仁成氏のコラムが載っております。今週は、パリ在住の辻夫妻がご覧になった日本のダンスカンパニーのことが始終書き倒してあるのですが、褒めてんだかけなしてんだかわからない、丁寧なのにザックバランな文体、非常に「Ｓ的」な愛情表現。辻仁成氏といえば、エコーズなんでしょうけど私はあんまり知らない。小説やエッセイは文庫本をいくつかをもってる程度ですが、カミソリのよな繊細な文章を書く少年（のようなひと）だと思ってました。そしてナルシストです、きっと。まあ、よっぽどのナルシストでなければ小説書いたり、バンドやったり、パリに住んだり、なによりミポリンとは結婚できませんもの。

しかし、まさか「女性自身」を買ってしまうとはねえ、自分の行動にびっくりですよ。ポケットに千円だけつっこんで、近所の焙煎屋にコーヒー豆を買いに出てたんですが、駅前の本屋で「そういえば」と思い、手に取った週刊誌をぱらりとめくり、辻氏のあまりのドＳ文章にニヤリ。勢いでストンとレジに持って行ってしまうことに。おかげで目当てのコーヒー豆は買えず。仕方なく近所のカフェーでブレンドコーヒーを飲んで帰ってくる始末。

コンドルズをイヤミなく貶して、結果的には大絶賛している風に持っていく。なんだ、「好きな友達にワザと石を投げて突き放すくせに、帰って親にアイツ親友なんだとか言っちゃうようなコドモ」

いや、商才かもしれん。おそるべし、辻！